中国人科学者は8313人のハンセン病患者と1万6017人の健常者を比較し、6つの新たなハンセン病の疾患感受性遺伝子を発見した。中国人科学者は現在まで、18のハンセン病の疾患感受性遺伝子を発見している。新華網が伝えた。
山東省医学科学院に所属する山東省皮膚病性病防治研究所の研究員である張福仁氏が中心になり、ハーバード大学、ケンブリッジ大学、安徽医科大学など国内外の6部門と4年間にわたり共同研究を進めた。この画期的な成果は、国際的な学術誌「ネイチャー・ジェネティクス」(電子版)に掲載された。
すでに特定された18の疾患感受性遺伝子に基づき、張氏の研究チームはハンセン病のリスク予測模型を作成した。この模型の臨床使用における敏感度・特異度は75%以上に達する。
中国疾病予防控制センター性病・ハンセン病控制センター常務副センター長の張国成氏は、「同模型の作成と研究チームの発足により、ハンセン病の症状の事前診断が可能になり、科学的発見を実用的な技術に変えるための最初の一歩を踏み出した」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年2月12日