日本の一部の人が歴史の美化にいかに執着し、米国が日本の責任逃れをいかに助けようとも、国際社会、特にアジア近隣国は「加害者」としての日本を忘れることはない。安倍政権のする事なす事は、戦争中に苦しみを受け尽くした近隣国を刺激し、被害国民の感情をさらに傷つけ、日本の進んでいる方向に対する近隣国の懸念を深め、対日関係の将来への見通しに影響を与え、日中関係、日韓関係好転の契機を破壊するだけだ。
日本が歴史の真相の掘り起こしを阻止することもできない。中韓はすでに、関係機関における「慰安婦」問題関連資料の共同研究、複製の相互寄贈で協力することを決めた。
日本が同盟関係を利用して歴史問題を避けることもできない。米国は多国間首脳会議の機会を利用して韓米日首脳会談を行い、韓日首脳の仲立ちをした。だが歴史問題のために、3カ国関係の発展は順調にいっていない。韓日首脳は就任以来、一対一の正式な会談をまだ行っていない。
今年、歴史問題という関門を乗り越えることができるか否かは、日本が隣国との関係を改善できるか否かの鍵であり、それ以上に日本が心の魔に打ち勝ち、歴史の束縛から真に脱して未来に向かうことができるか否かの基礎である。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年3月3日