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日本国民が抗議活動、侵略の歴史の反省を安倍内閣に促す

人民網日本語版 2015年01月27日13:17

 日本の第189通常国会が26日に開幕した。昨年の衆議院選挙を経て第3次安倍内閣が発足して以来初の通常国会だ。経済政策以外に外交・安保政策も国会の議論の焦点となる。昨年7月に安倍内閣は国民の強い反対を顧みず、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を強行。今期国会では同閣議決定を具体化する一連の安保関連法案を可決しようとしている。このため今期国会の開幕は各方面から注視されており、少なからぬ市民が国会前で抗議活動を行い、安倍内閣に対して侵略の歴史を直視・反省し、軍国主義とはっきりと一線を画し、平和的発展の道を歩むよう促した。

■「侵略の歴史を学生に理解させなければならない」

 同日、国会議事堂内では議員たちが国事について議論を始め、国会議事堂外では少なからぬ日本国民が厳寒をおして集まり、安倍政権の危険な政策に反対の声を上げた。午前から夜まで、日本の市民団体複数が国会周辺で集会やデモ行進を行い、安倍内閣が集団的自衛権の行使を容認し、特定秘密保護法を制定し、防衛費を続けて増額し、侵略の歴史の否認を試み、日本を再び戦争の道へと導くことへの懸念を表明した。

 昼ごろ、日本国民約100人が衆議院第二議員会館前に集まり、「特定秘密保護法廃止」「ストップ!安倍政権」などのプラカードを掲げ、「特定秘密保護法反対」「安倍政権の危険な行為を阻止しよう」などのスローガンを叫んだ。また、少なからぬ参加者が集団的自衛権の行使容認と安倍政権の憲法改正に反対する署名を行った。国会前では別の市民団体が350人のデモ行進を組織。「集団的自衛権の行使容認に反対」「憲法9条を守ろう」など色とりどりのプラカードがことのほか目を引いた。

 元教師の花沢武志さんは千葉県の自宅から一時間半電車に乗って集会に駆けつけた。花沢さんは人民日報の記者に「現在の日本の教育には多くの問題がある。過去の侵略の歴史を学生に理解させなければならない。村山談話を骨抜きにしようとする昨晩のテレビ番組での安倍首相の発言には憤りを覚える。ひどすぎる!私は日本国民として断固反対する」と語った。花沢さんは感情が高ぶった様子で「今では安倍首相による平和主義の破壊に反対する集会やデモ行進に参加することが、定年退職後の生活の重心となった。自分の実際の行動によって、安倍政権への懸念を表明し、安倍政権の危険性の分かる日本人が増えるようにしたい」と語った。


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