2015年6月3日  
 

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人民網日本語版>>経済

日本で買った便座やコメは中国製 ばつが悪いのは誰か

人民網日本語版 2015年03月03日08:18

春節(旧正月、今年は2月19日)連休期間には、45万人を超える中国人観光客が日本を旅行し、買い物で60億元(1元は約19.1円)近い金額を消費した。今年はトイレの便座が人気商品だった。浙江省杭州市に住む王さんも日本を訪れ、大阪の電器店に行ったところ、びっくりするものを目にした。パッケージに「メードインチャイナ」とはっきり印字され、杭州市下沙地区で生産された便座を発見したのだ。また遼寧省盤錦市のネットユーザーはスレッドの中で、中国人観光客が買った高価格の高級米「ひとめぼれ」は、どうやら盤錦市から輸出されたものらしいと疑問を投げかけた。同市農村経済委員会によると、確かに受注方式で日本向けに「ひとめぼれ」という名前のコメを栽培しており、生産過程では日本の基準を厳格に遵守しているという。調査してみると、同市の市場で売られている同品種のコメの価格は、中国人観光客が日本で買って持ち帰ったコメの25分の1だった。「北京晨報」が伝えた。

▽メードインチャイナに「ゆでカエル」の懸念

日本の独資企業が中国で便座を生産する場合、適用するのは日本の技術であり日本の基準だ。ここに中国的な要素が含まれているのは確かだが、「世界の工場」に対する説明としては、提供するのはたかだが産業従事者であり、さらに言えば大勢の安価な労働力だということだ。独自の研究開発や技術があり、独自のブランドがあってはじめて、中国の「英知が生み出したもの」になり、中国の創造になり、中国のイノベーションになるのだ。

温水が出るトイレの便座は、メードインチャイナという「カエル」をゆでるお湯のようなものだ。安価な労働力の時代は過去のこと、ルイスの転換点はすでに到来したかまもなく到来し、労働集約型を代表とするメードインチャイナは徐々に強みを失い、中国の製造業は今、「体力勝負から頭脳勝負」への坂道を上っている。メードインチャイナは新たな歴史的段階において活路を見いだし、ボトルネックをうち破り、流れに逆らって上昇し、高みを制することがなければ、まるで「ゆでカエル」のように危ないことになる。


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コメント

最新コメント

さとし   2015-03-09221.186.104.*
日本製、中国アセンブリの温水便座は、あくまで日本仕様で設計されたものだと思います。まず硬水、軟水のことを考えておかなくてはならないと思います。中国の北方地域は硬水のために、殆ど軟水である日本仕様を購入しても向かないと思います。現に、北京住民が日本で温水便座を購入して使っているうちに送水管が硬水のため詰まってしまっていると聞いています。

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