かわいい白クマ「咔咔(カカ)」が、携帯の画面から飛び出し、踊ったり、話したりしてくれる。そんなアプリが現在、微信(ウィーチャット)のモーメンツで大人気となっている。山東省のぬいぐるみメーカーが開発した同アプリは、まだ非公開であるにもかかわらず、1日のダウンロード回数が100万回を突破している。
同アプリに採用されているのは、「拡張現実(Augmented Reality:AR)」と呼ばれる技術。コンピュータが生成したバーチャルの物体や風景、システム情報などを画面から浮かび上がらせ、「拡張現実」を実現する。同アプリはモバイル端末を使い、特定の画像の空間位置を定め、相応の位置に3D/2Dの画像や動画を浮かび上がらせることができる。
「拡張現実」とバーチャルリアリティの最大の違いは、後者は3Dメガネなどを付けてバーチャルの世界に入って行くのに対し、前者は、バーチャルな物体が現実の世界に浮かび上がり、現実感が増強される点だ。拡張現実の技術を使うと、特に小さい子供が、強い現実感を抱く。
「奇幻咔咔」の遊び方: