中国は今回の抗日戦争勝利記念行事に「歴史を明記し、烈士を偲び、平和を大切にし、未来を切り開く」との意義を与えている。先日、中国側の提案に基づき、国連安保理は国連創設70周年と世界反ファシズム戦争勝利70周年をめぐる公開討論を行った。第69回国連総会は中国などの提出した「第2次大戦勝利70周年記念」決議案を採択したうえ、第2次大戦勝利70周年紀念特別会議を招集することを決定した。中国と国際社会のこうした行動は、いずれも「歴史を鑑として、未来を切り開く」精神を体現している。中国抗日戦争勝利記念行事の重要な一部である今回の記念日軍事パレードの意義もここにある。
歴史を銘記し、第2次世界大戦が全人類、特にアジアなどの民衆に与えた多大の苦難を忘れないのは、恨み続けるためでは決してなく、歴史の悲劇が繰り返されないようにするためだ。烈士を偲ぶのは、平和が苦労して手に入れたものであることを銘記し、全力を尽くして平和を守り、さらに素晴らしい未来を切り開くよう後代の人を激励するためだ。平和は中国抗日戦争勝利記念行事の主軸となり、平和の維持は今回の記念日軍事パレードのテーマになる。中国は第2次大戦の主要参戦国、アジア諸国およびその他地域の国々の指導者、国連など国際組織のトップを招待し、中国抗日戦争の勝利に貢献した各国の友人およびその遺族も出席して、平和を大切にし、堅守する考えを共に重ねて表明する。これは世界に対する明確なメッセージとなる。
中国と世界が第2次大戦勝利70周年を共同で記念する際に、もし日本の右翼政治勢力およびその代表的人物が圧力や孤立を感じるのなら、それ自体も第2次大戦勝利記念行事の重要な成果と言える。勝利記念日の軍事パレードは強大な平和の勢力をはっきりと示すと言えよう。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年3月4日