日本の食品・飲料品メーカー大手のカゴメが中国市場から撤退すると伝えられたことについて、食品情報サイト・新華食品はこのほどカゴメから最新の情報を入手した。それによるとカゴメは中国市場から撤退しないどころか、活性化と革新を通じて中国市場をさらに深く耕し続け、ブランドに新たな活力を注入する方針だという。新華網が伝えた。
カゴメの中国法人・可果美(上海)飲料有限公司が出したコメントによると、「カゴメブランドの果汁・野菜飲料は可果美(上海)飲料有限公司が生産・販売しているもので、カゴメはこれから消費者の健康志向のニーズを深く研究し、つかみ取って、100%天然の果汁・野菜飲料や野菜ジュースの経営に専念し、ブランド、製品、営業販売方法などを全面的に活性化し革新して、健康・栄養・おいしさを求める中国の消費者のニーズに応えるべく努力を続けていく」という。
カゴメは1899年に設立された日本企業で、1933年に日本で最も早くトマトジュースをうち出し、これまでずっと野菜飲料の研究開発や生産に努力し続け、「野菜を飲む」生活スタイルを提唱してきた。カゴメの果汁・野菜飲料といえば日本では誰でも知っており、市場シェアはトップを占める。
カゴメの関係者によると、原料の野菜や果物の自然さを実現するために、カゴメは防腐剤、色素、砂糖、食塩などの添加物の使用をやめ、極めて高い栄養価を確保すると同時に、新鮮さやナチュラルさも確保している。
可果美(上海)飲料有限公司は2015年にも新しいパッケージ・新しい味の新製品をうち出す予定で、今後も中国市場をさらに深く耕し、科学的で健康なライフスタイルや食生活を提唱する努力を続けていくという。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年3月12日