中国科学技術部(省)が発表した情報によると、中国が完全に独自の知的財産権を持つ初の第三世代全自動介護ロボットが、蕪湖欧凱羅博特有限公司で誕生した。同ロボットは病院、老人ホーム、リハビリセンター、高齢者福祉施設、家庭などで使用でき、伝統的な介護方法を変え、国内の衛生・介護製品の空白を埋めた。
サービスロボットの一種である同ロボットは、高齢者、障害者、知的障害者、意識障害者の車いす、もしくはベッド利用時の排泄を自動的に手伝うことができる。同ロボットは患者の排泄の際に、大便と小便を自動的に識別し、それに応じた作業モードに入り、温水で洗浄しながら排泄を手伝うことができる。排泄物は自動的に収集ケースに吸引される。遠心分離器は液体と気体を分離し、気体を気体供給装置に送り循環利用する。外の空気を取り入れたり、外に排気する必要がなく、排泄物の匂いの漏れを効果的に防止し、良好な空気を維持できる。
上述した機能のほか、同ロボットは最新のWi-Fiを利用した「看護師ステーション」の機能を持つ。各スマート介護ロボットはワイヤレスネットワークにより、患者の状態に関する情報を同ステーション(パソコン)に送り、患者の異常、介護器具の状態に関する情報などを自動的に表示し、同時に多くの患者を介護することができる。同ステーションは20台の介護ロボットから同時に送られた情報を受信することができ、1人で20人の介護を行うことが現実となった。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年3月12日