米ウォルト・ディズニー社の研究開発組織であるディズニーリサーチは、スイスのチューリッヒ工科大学と共同で、「Beachbot」と呼ばれるロボットを開発した。このロボットは砂浜を行き来することで巨大な地上絵を描くことができ、人類の手を借りる必要はない。環球網が伝えた。
ロボットが人類の仕事を奪うことを懸念する人もいるだろうが、この三つの車輪を持つウミガメ型ロボットは、空気を入れられる「バルーンタイヤ」により人類を魅了する。このバルーンタイヤは空気を入れられる風船によって作られており、地上絵を描く際に完成した部分を損ねることがない。エンジニアは薄型で耐久性の高いアルミ製シャーシを採用し、ゴムのクッション材を密閉材料とし、砂がロボットの内部に入ることを防止した。地上絵を描くために使われる熊手は、ロボットの背中に取り付けられている。ロボットには7つのレーザースキャナが搭載されており、地上絵の線の深さを測ることができる。
ロボットには特定のデザインのプログラムが入力されており、自動操縦機能を使うことも可能だ。出来上がった地上絵が美しいことはもとより、ロボットが地上絵を描き上げる過程もショーになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年1月19日