国務院はこのほど、李克強総理の署名・認可を経て、「中国(杭州)越境電子商取引総合試験区の設立同意に関する返答」を通達した。新華網が伝えた。
「返答」では、同総合試験区の位置付けと役割が明確化され、改革の深化と開放の拡大を動力とし、越境電子商取引の各段階の技術基準や業務プロセス、監督管理モデル、情報化などでの試行事業に力を入れ、制度の革新と管理の革新、サービスの革新、協同発展を通じて、越境電子商取引の発展における深いレベルの矛盾と体制面での難題を解決し、越境電子商取引の全体をカバーした産業チェーンと生態系を作り出し、世界の国際電子商取引の発展に適応し、これをリードする管理制度・規則を形成し、中国の国際電子商取引の発展推進に再現と普及の可能な経験を提供することが打ち出された。
中国の国際電子商取引は急速に発展しており、革新駆動発展の重要なエンジン、大衆による起業と革新の重要なルートとなっている。国際電子商取引の発展は、雇用の牽引や収入の増加、国民生活の問題の解決が可能なだけでなく、市場のスペースを広げ、発言権を高め、中国経済の発展に新たな動力を与えるものとなる。中国の国際電子商取引は同時に、新しい物事として、発展を制約するいくつかの要素にも直面している。▽業務モデルと現行の監督管理・サービスが適合していない、▽整った産業チェーンと生態系が形成されていない、▽深いレベルの矛盾と体制面での難題が解決されていない――などの問題があり、国際電子商取引の発展に有利な政策体系とビジネス環境を形成するための試みを進める必要がある。(編集MA)
「人民網日本語版」2015年3月13日