〇ネットユーザー:「日常生活の常識がないと、切符も買えない」
12306の新しいログイン認証方式は、多くのネットユーザーの間で話題になった。某ネットユーザーは、「今日、新しい方法でログインしてみたが、『生牡蠣』を選ぶよう要求されて、一瞬ぽかんとした。生牡蠣って何?そんなもの食べたこともないよ。日常生活の常識がないと、鉄道切符1枚も買えないのか?」とツッコミを入れた。
また、別のネットユーザーは、「12306の最新認証方式は、プロダクト・プレイスメントの疑いがある。というのも、カラー画像には、多くのブランドマークがついた製品がある。ファストフード店のものまである」と指摘した。
また、12306サイトのログイン認証方式がアップグレードしたことで、数多くの切符購入ブラウザや携帯アプリが続々と「討死」している。記者がこれらのアプリでログインを試みたが、軒並み失敗に終わった。
〇12306サイト:「切符転売などの不正行為防止に効果的」
今回の12306ログイン認証方式の変更について、関係者は次の通り話した。
鉄道切符予約ツールを利用する場合、ログイン認証を経なければユーザーのページに入ることができない。よって、認証方式のアップグレードによって、関係アプリによる不正行為を防止する効果が高くなる。画像を見分ける必要があるため、アプリを使って自動登録することは難しくなった。また、一般ユーザーがログインする場合、いとも簡単に正しい画像を選ぶことができることから、数字やアルファベットを入力する認証方式よりずっと簡単だ。
同関係者は、「プロダクト・プレイスメント」についての直接的なコメントを差し控えた。ただ、「画像は、日常生活で馴染みのある品を選んでいる。ネット上で文字が読める人なら、だれでも簡単に答えられる」と答えた。
某メディアが「今回新しくなった認証方式では、4回間違えるとアカウントが凍結される」と報じたことについて、同関係者は、「パスワード入力を3度間違えると、20分ログインができなくなるが、新しい認証方式では、連続して間違えても、アカウントには何の影響も及ばない」と話した。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年3月17日