2015年6月3日  
 

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もはや芸術品とも言える日本のマンホール、一種の都市文化に (2)

人民網日本語版 2015年03月18日13:04

蓋は形によって用途も異なる。例えば、消火栓の蓋は大体四角形で、消防隊員のイラストが刻まれている。模様の違いで各自治体の管轄範囲を見分けることもできる。マンホールのデザインには各市町村を代表する花が採用され、修理が必要な場合、担当地域がすぐにわかるようになっている。また、私有地の下水道では、マンホールの蓋に「私」の字が刻まれ、区別されている。

日本は自然災害多発国であるため、住宅地の付近には「緊急避難所」が設置されている。避難所周辺のマンホールの蓋には、色付きの矢印が描かれているものもある。黄色の矢印は避難所まで200メートル以内、赤いものは100メートル以内であることを知らせている。

マンホールの蓋は今や、日本の都市文化の1つとなり、「マンホールのファン」も多い。彼らはファン組織やサイト、フォーラムを立ち上げ、その熱狂ぶりはアニメや音楽のファンにも引けを取らない。

生活上の問題を解決するところから、一種の芸術にまで昇華してしまった日本のマンホールの蓋。日本の都市運営理念は、どの国にとっても手本にする価値がある。(編集XM)

「人民網日本語版」2015年3月18日


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