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もはや芸術品とも言える日本のマンホール、一種の都市文化に

人民網日本語版 2015年03月18日13:04

石家荘日報はこのほど、ある中国人の日本旅行での体験談として、以下の文章を掲載した。

先日の日本旅行で一番印象に残ったのは、日本の美しい景色ではなく、街中で見られる特別なマンホールの蓋だった。よくよく見てみると、日本のマンホールの蓋は、もはや芸術品とも言える程、非常に文化的なのだ。

街を歩くと、色彩豊かなマンホールの蓋が至る所で見られる。動物や風景、歴史秘話、あるいは都市の特徴など、様々なデザインが描かれていて、非常に目を引く。ガイドの話では、日本にはマンホールの博物館まであるという。好奇心に駆られて、その博物館を見学してみようということになった。

私たちはバスに乗ってマンホール博物館にやってきた。ここには約6000種類の蓋が陳列されており、解説員が日本のマンホール文化の由来について熱心に紹介してくれた。

マンホールアートは1950年代、バイクや自転車が雨の日にマンホールの蓋でスリップする事故を防ぐために、凹凸のあるデザインが採用されるようになったのが始まりと言われている。

マンホールの蓋に美しい図案が使われ始めたのは1980年代だった。当時、コストが高い割に認知度が低い日本の都市下水道システムに注目を集めるため、デザイナーが「よりビジュアル的に目を引く」マンホールを作ることを考えついた。政府も各市町村がオリジナルのデザインを作成することを奨励し、個性的なマンホールの蓋が日本全国で流行するようになった。


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