程永華駐日大使
中国の程永華駐日大使(全国政協委員)がこのほど人民日報の取材に、対日外交、中米日三カ国関係の発展などの問題について語った。
■中日関係について
程大使は「中日間の相互信頼は現在十分にはほど遠く、改善の勢いもまだ脆弱だ。われわれは日本側が約束を誠実に守り、中日間の4つの基本文書と4つの原則的共通認識に真に従って問題を処理することを希望する」と述べた。
昨年11月、中国の習近平国家主席はAPEC会期中に日本の安倍晋三首相と会談した。程大使は「これは中日関係にとってシンボリックな出来事だった。これに先立ち中日双方は中日関係にとって非常に重要な4つの原則的共通認識を発表した。4つの原則的共通認識は、引き続き中日間の4つの基本文書の精神と原則に基づき問題を処理し、関係の改善と発展を推し進めることを改めて確認した。だが率直に言って、中日間の相互信頼は現在十分にはほど遠く、改善の勢いもまだ脆弱だ。われわれは日本側が約束を誠実に守り、中日間の4つの基本文書と4つの原則的共通認識に真に従って問題を処理することを希望する」と述べた。
3月19日に中日双方は安全保障対話を4年ぶりに開催する。程大使は「中国側は安全保障対話で、中国の独立自主の平和的外交政策および安全保障政策についていくつか説明するとともに、日本側に対して中国の発展を客観的に認識し、理性的に扱い、『中国脅威論』をこれ以上誇張したり、作り出さないよう要求する。中国側はまた、日本側の軍事政策の調整について懸念を表明し、日本側に対して平和的発展の堅持を促す」と述べた。