■調査 どのぐらいのアニメファンが訪日しているのか?
18日、ネット上のいくつかのQQ群(チャットグループ)の管理者に取材を行った。「七七アニメ」の管理人は、「チャットグループには262人のユーザーが登録しているが、現時点で日本に行ってアニメの聖地巡りをした人は18人いる」と語った。別のチャットグループ「靴靴」の管理人は、「チャットグループには400人以上が登録しているが、そのうち40人がアニメ目的で日本に行った。中には何度も行っている人がいる」と説明した。
■専門家「アニメ聖地巡りは、経済力の範囲内で無理せず行うこと」
四川省社会科学院の胡光偉教授は取材に応え、「自分の経済力の範囲内であれば、アニメ聖地巡りで日本に行くのも悪くない。旅行は一種の趣味であるだけでなく、見識を広げることもできる」としながらも、「コスプレや遊ぶためだけに日本へ行って、正常な生活に支障を与えてはいけない」と指摘する。
■ほかにもいろいろあるアニメの軌跡を巡る旅
あるネットユーザーは、2014年に「スラム・ダンク」の聖地を巡るために千年の古都、神奈川県鎌倉市を訪問した。漫画の中の「陵南高校」のモデルとなった「鎌倉高等学校」は「スラム・ダンク」ファンにとっては必ず行くべき聖地だ。主人公の桜木花道が高校に入学した直後、同学年の女子生徒である赤木晴子に話しかけられ、そのまま誘われるがままバスケ部に入部することになる、「運命の交差点」も鎌倉市内で見つけることができる。
■最新動向 旅行社が夏休みにアニメツアーを販売する計画
日本の中国人向け観光ビザの発給要件の緩和にともない、ますます多くのアニメファンが訪日している。重慶の旅行社「渝之旅」の担当者、劉祥氏は、「アニメの中に登場する都市や景色は、日本ツアーの主要路線とは言えない。しかし、今年の夏休みには日本のアニメツアーを販売する計画を立てている」として「価格は通常の日本ツアーよりも高くなる」と語った。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年3月20日