中国人観光客が日本で温水洗浄便座を買うというのが一種のブームになっている中、音声操作炊飯器を韓国で買ったが「中国語が通じない」ため、帰国後韓国語を勉強する羽目になった中国人が話題になっている。ラジオ「中国之声」の「新聞晩高峰」が報じた。
春節(旧正月、今年は2月19日)期間中、ツアーで韓国旅行に行った、遼寧省瀋陽市の馬さん(女性)は、韓国の店の店員に「この炊飯器は、『炊いて』と話しかけると、自動で米を炊いてくれる。それに、炊きあがった米の香りが違う」とPRされ、約5000元(約9万5000円)で購入した。ところが、帰国後、炊飯器には「中国語が通じない」ことが分かったという。
約10万円もした炊飯器であるため、馬さんは、ネット上で簡単な韓国語を勉強することにした。実際には、同様の経験をした中国人は馬さん以外にもおり、ネットユーザーからは、「さらに5000元払って韓国語を習えば」との“アドバイス”の声も上がっていた。
音声操作機能付きの最新式炊飯器がほしいという単純な願望が、「韓国語の勉強」という複雑な事態になり、本当に「心が痛む」。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年3月20日