日本旅行のお土産にいまだに白い恋人や明治チョコレートを買ってきてはいないだろうか?もちろん、家族や友人たちもきっと目を輝かせて喜んだだろう。しかし、もしあなたが、龍角散やカイゲンの風邪薬、液体バンソウ膏、ユースキンのハンドクリーム、アルペンこどもうがい薬、小林製薬の熱さまシートをあげていたら、もっと多くの称賛を得られただろう。
上海の主婦毛毛さんは、春節の連休に日本旅行へ行き、九州から北海道までを訪れた。その際に、自分で買った、あるいは家族や友人に頼まれて買ったもののうち、医薬品が24インチ(約60.96センチ)四方のスーツケースのスペース全部を埋めてしまった。これは、お土産全体の約半分を占めるという。
この春節、中国人観光客が日本で消費した額は60億元(約1140億円)に達した。日本のメディアは3日、日本のコンサルタント会社が実施した春節期間の中国人訪日観光客の買い物調査の結果を掲載した。その結果、中国人観光客が最も購入したものは医薬品で、2位が化粧品だった。最近大きな話題となった便座は3位、電気炊飯器は5位だった。
■自由に購入できる第3類医薬品 イラスト入りの説明書がわかりやすい
毛毛さんは、「日本で医薬品を買うことは飲料水を買うのと同じぐらい簡単。すこし歩けば、必ず買うことができる。薬局以外でも、ドラッグストアの店内にはさまざまな種類の医薬品があふれており、化粧品とは陳列棚一つほどの距離しか離れていない。毎回、化粧品を見終わると、そのまま両手に2つの薬を持ってレジに向かっていた」と語る。中国で人気のいくつかの日本の買い物についての伝言板のスレッドをざっと統計したところ、子供用の薬品、家庭の常備薬、外用薬、保健薬の4つが日本の薬品の中で最も人気が高かった。