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日本旅行は雲の上から手の届く存在に 高級志向から大衆消費へ

人民網日本語版 2015年03月23日08:26

日本に桜の季節が訪れたことで、広東省汕頭(スワトウ)市から日本に向けて出発するツアーが人気を博している。今年は桜の季節以外でも、日本に旅行する人の数が明らかに増加傾向にある。その主な要因は、中国人向け観光ビザ発給要件の緩和と円安の影響だ。これが、日本旅行を高級志向の消費から大衆消費へと変化させている。中国新聞網が伝えた。

周辺国への海外旅行に比べて、日本旅行はこれまで一貫して高級志向の旅行商品だった。ツアー料金から見ても、東南アジアや韓国に比べ、日本旅行の費用は一回り高い。かつては日本旅行といえば、1万元(約19万3400円)近くはかかるものだった。オフシーズンでも、少なくとも5000元(約9万6700円)から6000元(約11万6000円)は必要だった。それに比べて韓国やタイはオフシーズンであれば約1000元(約1万9340円)ですむ。出費の差は明らかであり、ほとんどの人にとって日本旅行は手が届かない存在だった。その上、以前は日本の観光ビザを取るのは、周辺国に比べてずっと難しく、資産が足りない人や収入が不安定な人にとって、日本のビザを取得するのは非常に困難だった。そのため、多くの人は「貧乏旅行」で日本に行きたいと思っても、行くことができなかった。

しかし、昨年から日本旅行は雲の上の存在から手の届くところにまで降りてきた。オフシーズンの日本旅行は約3000元(約5万8000円)からの価格帯が登場し、ハイシーズンの旅行料金もオフシーズンの料金に近づいた。庶民的な価格に惹かれ、多くの人が日本旅行に行く計画を立てている。このほか、団体ツアーのビザでも、今では煩雑な手続きが少なくなり、一般の家庭でも少し準備さえすれば、大多数の人がビザを取得することができるようになった。もはや日本旅行は高嶺の花の高級志向の消費ではなくなっている。


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