■日本は、すでに中国最大のライバルに 躍進の陰に「中国人コーチ」の存在
2020年夏季五輪開催地に東京が選ばれたことで、日本卓球協会は巨額の資金を投じ、昨年から「2020年後継者育成計画」をスタートさせた。その中には、伊藤美誠選手や平野美宇選手など、2000年以降に生まれた10代前半の選手が含まれており、日本卓球界の希望の星となっている。
この2年間で、同計画の成果はすでに現れ始めており、日本はすでにシンガポールに取って代わり、中国チーム最大のライバルになっている。
近年、日本チームに欠かすことができない存在となっているのが中国人コーチだ。伊藤美誠選手もその例外ではなく、コーチは河北省出身の張翀氏だ。伊藤選手は張翀氏を通して、中国チームの技術とトレーニング方法を学ぶ機会を得た。日本の卓球界の台頭に伴い、中国チームは今や同世代の青少年において圧倒的な強さは保てていない。中国チームの孔令輝監督は、2013年のワールドカップ以降の日本の女子卓球の躍進は目覚ましいと感じており、「日本チームはすでに中国チームの最大のライバルとなっている。福原愛選手や石川佳純選手は非常に若いが、五輪の経験もある。全体的な実力の向上に伴い、中国チームへの打撃もますます大きくなっている」と語る。ロンドン五輪からワールドカップの団体戦、昨年の東京オープンまで、中国チームが決勝戦で戦った相手はすべて日本チームだった。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年3月25日