米国務省のサキ報道官は25日、米国に逃亡した汚職役人の名簿を中国側から受け取ったことを明らかにしたうえで「米国の法執行当局が腐敗事件に対する捜査と起訴を行えるように、有力な証拠と情報を提供するよう中国側を後押しする」と表明した。中国新聞社が伝えた。
中国政府系メディアの25日付報道によると、中国最高人民検察院の徐進輝・反横領賄賂総局長は中米両国が逃亡犯逮捕、不法取得資産没収面で協力を強化することを明らかにした。中国側は米側の協力を得るため、米国に逃亡した汚職役人の「優先名簿」をすでに提出したという。
徐氏はまた「中国政府はすでに、汚職役人の海外資産を追徴する法的手続きに入る準備をしている。証拠が固まれば、法にのっとり没収手続きに入る」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年3月26日