中国のカテゴリ分類情報サイト趕集網が24日に発表した「新ブルーカラー女性就業報告2015」によると、1、2線都市の新ブルーカラーの女性の平均月収は4276元(税引前、以下同じ)(約8万2400円)だった。中でも、北京市の新ブルーカラーの女性の平均月収は4881元(約9万4000円)で全国3位だった。仕事における男女差はあるものの、全国の女性の新ブルーカラーの平均月収は男性より1197元(約2万3000円)低いにもかかわらず、女性の89%が家計の支出を負担している。北京晨報が伝えた。
■北京マッサージ師の月収は7000元(約13万5000円)以上
「2015年新ブルーカラー女性就業報告」によると、深セン市と上海市の新ブルーカラーの女性の月収が最も高く、それぞれ5033元(約9万7000円)と5000元(約9万6400円)だった。北京市と広州市はこれに続いて、それぞれ4881元(約9万4000円)と4783元(約9万2000円)だった。職業別の月収をみると、マッサージ師が平均月収6214元(約11万9800円)で最も高く、新ブルーカラーの女性職業の平均月収ランキングで唯一6000元を超えた職業となった。北京のマッサージ師の月収は最も高く7321元(約14万1200円)で、産後ヘルパーや育児支援ヘルパーが2位だった。
■9割の女性が性差別を受けたことがあると回答
月収が高いのはもちろん喜ばしいことだが、仕事中に性差別を受けることは、どの女性にとっても避けられない問題となっている。同報告によると、性差別には2つの面がある。一つは、就職や昇進における差別で、46%を占めている。もう一つは、給与の低さで44%だった。実際に、同報告では新ブルーカラーの女性の給与は男性よりも1197元低かった。