3.自分への信頼、ユーザーへの信頼
日本と比較した場合、中国市場で常に犯される間違いは何か?
中国ブランドが市場と向き合う時、通常中国の親が良く取る思考・行動パターンで物事を考え実践していく。自分の考え方でユーザーを想定し、自分の表現方法でユーザーの心を捉えようとし、さらにユーザーとコミュニケーションを取るという前提条件で、「私は、ユーザーより製品のことを理解している。私は正しい。ユーザーは受け取るだけでいい」と考える。
中日間の差はここにある。なぜなら、中国企業はユーザーが本当に必要としていることがわかっていないからだ。中国企業が市場を失ったのは、中国企業がユーザーを失ってしまったからだ。
4.中国の販売に欠けているもの
企業として本当の意味で試されるのは、ユーザーが本当に必要としている製品を提供できるかどうかだ。企業の規模が大きくなるにつれ、必要とされない製品もますます高く積みあがっていく。これらの大企業は高いところから見る景色に慣れてしまっている。今必要とされているのは如何に地域に適したモノ作りをしていくかだ。
中国企業はこれまで継続可能な販売方法に着目し過ぎていた。できるだけ多くの幅広いユーザーに向けて共通で使用し、販売することに注力してきた。しかし、長期的に見れば、現在であろうと過去であろうと、中国の販売業に最も欠けているものは、リアルタイムで、効果的な販売方法だ。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年3月27日