中国の管理コンサルティング会社・世界企業家集団や不動産関連研究機構・世界地産研究院(World Real Estate Academy)、経営管理専門誌「総裁雑誌」が26日、共同で2015年版「中国の超豪邸トップ10」を発表。北京と上海の豪邸がそれぞれ3軒ランク入りした。ただ、同時に発表された2015年版「世界の超豪邸トップ10」と比べると、中国の超豪邸の平均価格は、その10分の1にも満たない。 京華時報が報じた。
「世界の超豪邸」では、1902年に当時のベルギー国王レオポルド2世がフランスに建てた「ビラ・ レオポルダ」が7億5000万ドル(約900億円)で3年連続トップに。香港の何東花園(ホートン・ガーデンズ)が6億5700万ドル(約788億円)で2位に入った。
同ランキングで最も多かったのが英国の豪邸で4軒だった。これら豪邸を購入する能力のある億万長者は世界で2000人もいない。
「中国の超豪邸トップ10」では、中国大陸部にある高級別荘や高級マンションなどが調査対象となり、ポイント形式でランク付けされた。世界企業家集団の理事会主席で、1999年にノーベル経済学賞を受賞したカナダのロバート・マンデル氏によると、「中国の超豪邸トップ10」の平均価格は、「世界の超豪邸トップ10」の平均価格の10分の1だった。
マンデル氏は、「豪邸のある場所の大気の質が価格に直結している。短期間のうちに、中国の豪邸の価格が大幅に上昇するのは難しい。その主な原因は、豪邸は清算に時間がかかり、今後数年は、投資先が一層豊富になるため。今後、富豪が好む高級住宅は、科学技術と文化を完全にマッチさせた住宅となるに違いない」との見方を示している。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年3月27日