水墨画は中国の伝統絵画として1千年にのぼる歴史を持つ。一般には水墨画は毛筆で描くものと考えられているが、四川省成都市に住む女性芸術家は奇抜な発想で人間の常識を破る水墨画を生み出した。田海酥さん(26)は米・カリフォルニア州の美術学校で完成させた「血脈山河」というタイトルの長さ13メートル、幅6メートルの山水画は、彼女がローラーブレードを使って描いたものだ。田海酥さんのこの非凡な作品は米国人に強いインパクトを与え、現地メディアは「中国と西洋の価値観を融合させ、中国の水墨画を世界に進出させた」と紹介している。中国の芸術愛好家が彼女の制作風景の映像を中国のウェブサイトで紹介し、わずか数日で68万回近く再生された。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年3月30日