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初の海洋科学総合調査船が着工、海上ハイテクプラットフォームに

人民網日本語版 2015年04月01日11:09

厦門(アモイ)大学は31日、3000トン級の海洋調査船の建造を開始した。工期は約1年。これは中国が初めて海外のプランを採用し、国内で詳細な設計を行った、船主が独自の知的財産権を持つ海洋科学総合調査船だ。同船は建造後の数十年に渡り、中国の深海・遠洋科学研究の主力船の一つになる。科技日報が伝えた。

厦門大学海洋・地球学院副院長、海洋調査船プロジェクト技術責任者の王海黎氏によると、同船の設計水準は世界の同レベルの海洋調査船に匹敵し、「クリーン、静音、汎用、エコロジー」といった特長を持つ。同船は、優れた海洋観測設備の投入・回収・操作能力を持つほか、高性能音響機器が搭載されており、水文・化学・生物・地球物理・大気および関連分野のリアルタイム・同時観測、現場の科学実験・研究、情報・データの遠距離伝送を支援できる。また電気推進システムを搭載し、高精度ダイナミックポジショニング機能を持つ。同船は海上ハイテクプラットフォームとして、さまざまな海上総合調査の任務を担い、大陸棚周辺海域、排他的経済水域、深海大洋における資源・環境の調査研究の需要を満たし、流氷のない全海域で海洋学の研究・教育・実習を実施できる。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年4月1日

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