第5回北京国際映画が4月16日から23日まで開催される。映画祭組織委員会は先日、“天壇賞”ノミネート15作品をはじめて発表した。この15作品には、15カ国の優れた監督、俳優、芸術家の名前が挙げられており、その多くは、オスカー賞、ゴールデングローブ賞や他の有名な国際映画際の受賞常連者である。例えば、イタリア映画『La Scelta(原題)』のミケーレ・プラチド監督は、ベルリン、ヴェネチア国際映画祭において多くの項目で受賞している。オーストリア映画『Gruber Geht(原題)』のMarie Kreutzer監督は、かつて『Die Vaterlosen(原題)』でベルリン国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞している。日本映画『ラブ&ピース』の園子温監督はトロント国際映画祭などの有名映画祭から高い評価を受けている映画界の鬼才である。
今回の天壇賞ノミネート作品の製作陣とその内容から、北京国際映画祭がより芸術性、専門性、国際性を増していることが伺え、スローガンである“巨匠(Master)”“大衆(Mass)”“市場(Market)”の3M を具現化しているといえる。
これら優れた15作品は、最優秀映画賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞、最優秀助演男優賞、最優秀助演女優賞、最優秀脚本賞、最優秀撮影賞、最優秀音楽賞、最優秀視覚効果賞の10項目の大賞をかけて、8日間にわたる映画祭期間中に激しい競争を繰り広げることになる。
注目すべきは、このうち13作品が今回初めて国際上映されるものであり、組織委員会は東方大劇院にて盛大な記念式展を行う見通しだ。また、記念式展では、製作陣の主要メンバーが登場し、映画愛好家とメディア記者の注目を集めることが予想される。
“天壇賞”ノミネート15作品一覧: