有名なソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)Care2にこのほど、「白人の木蘭は見たくないとディズニーに告げよう」という嘆願書が発表され、わずか2日で3万人以上の署名を集めた。ディズニーが先ごろ実写版の映画「花木蘭」の撮影を発表したのに対し、主な市場が米国であることからディズニーが白人の女優を「花木蘭」に起用するのではないかとファンが懸念している。目下、ディズニーはこの嘆願書に対してコメントしていない。
嘆願書では次のように書かれている。「現在、白人が大作で優勢を占めているが、『花木蘭』では決してこのようなことはさせない」、「もし白人が演じるなら、どんな原因からだとしても、映画や観客、出演者全体に対して深刻なマイナスの影響を及ぼすだろう」。
ファンの懸念はドリームワークスが日本のマンガをベースにした「攻殻機動隊」の実写版映画制作にあたり、日本人であるヒロインの草薙素子を米国人女優のスカーレット・ジョハンソンに演じさせるとしたことに端を発する。
ディズニーの様々な「プリンセス」は白人が中心だ。その中では珍しい黄色人種を代表する中国の「プリンセス」「花木蘭」が映画のスクリーンに登場し、またストーリーは中国古典の民間伝説をベースにしていることから、ファンは原作を尊重して、アジアの女優が「花木蘭」を演じることを願っている。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年4月14日