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襄陽 汚泥からメタンガスを採取する新技術が全国に

人民網日本語版 2015年04月20日17:32

都市の汚水処理プロセスで生じる汚泥がバイオガスに変身する、業界で「汚泥キラー」と呼ばれる新たな技術が襄陽で産業化運営されてから2年になる。同技術が初めて安徽省合肥市場に進出した。

3月26日、合肥市汚泥資源化利用プロジェクトの工事現場では、建設プロジェクトが進められていた。同プロジェクトは毎日600トンの汚泥を処理可能で、稼動後に生じるバイオガスは少なくともタクシー1千台分の使用を満たすという。

湖北国新天匯エネルギー有限公司が独自開発した「有機固体廃棄物と汚泥総合処置工法」が初めて湖北省を出て、全国の汚泥処理市場に参入したことになる。

同技法は都市の汚泥を高温消毒した後に生物菌種を植え付け、生物菌種が汚泥を「食べ」てメタンガスと有機炭素に変える。メタンは精製後にタクシー燃料に、有機炭素は園芸・緑化肥料として使われる。

国新天匯の襄陽基地は現在、1日あたり汚泥300トンを処理して約4千立方メートルの天然ガスと100トンの有機炭素の土壌を産出する。昨年は販売収入3千万元(約5億7354万円)以上を実現し、また8%の純利益を達成した。

湖北省科学技術庁が実施した科学技術成果鑑定により、同工法は汚泥中の病原菌を根絶し、汚泥を80%減量し、有機炭素土壌は国家農業用泥質B級の基準をクリアし、メタンガスは自動車用天然ガス基準を満たすと認定された。

国家発展・改革委員会、環境保護部(省)、住宅・城郷建設部(省)は現在、全国に同工法を普及させ、北京、天津、上海などの10以上の都市で国新天匯と技術協力の交渉を行っている。住宅・城郷建設部のデータによると、昨年末時点で全国の汚水処理プロセスで生じた汚泥は年あたり3000万トンを突破したが、その資源化処理の割合は20%以下に留まる。(編集YH)

「人民網日本語版」2015年4月20日

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