米シアトルのある企業が開発した汚水処理装置は、人糞から飲用可能な精製水を抽出することができるという。読者の皆さんはこれを飲む勇気はおありだろうか。大富豪のビル・ゲイツ氏は一杯飲んで、「うまい!」と褒めたというからさすがだ。
この装置は、貧しい住民に清潔な水を提供するために、まもなくアフリカのセネガルで試験運用されることになっている。プロジェクトを後押しするため、ビル・ゲイツ氏はこの装置によって抽出された水を一杯飲んだ上、ブログに写真を公開した。
ビル・ゲイツ氏はブログにこんな風にコメントしている。「便がベルトコンベアに乗って容器に落ちていくのを見た。その後、機械を通って加熱され、処理された。数分後に出てきた水は、とてもおいしかった」。
現場を撮影した映像を見ると、ゲイツ氏は最初は少し迷っていたが、一口飲むと笑顔になって、「ボトルの水と変わらないね」と語った。
ゲイツ氏は、この機械の原理を知って、安全性が信頼できるとしている。この浄水装置1台当たりの価格は約150万ドルで、10万人に清潔な飲水を提供できるという。(編集MA)
「人民網日本語版」2015年1月9日