王毅外交部長、国際社会にネパールへの支援を呼びかけ

　王毅外交部長（外相）は27日、中国・イタリア政府委員会第6回合同会議開幕式に出席し、ネパールにできるだけ早く、より多くの支援を届けるよう、国際社会に呼びかけた。外交部のウェブサイトが伝えた。

　王毅部長は「我々は同じ地球に住んでいる。各国の利益や運命は互いに融合しあっている。2日前、中国の重要な隣国ネパールで強い地震が発生し、多くの死傷者や物的被害が出た。習近平国家主席、李克強総理がそれぞれネパールのヤダブ大統領、コイララ首相に電報を送り、犠牲者への深い哀悼の意と遺族や負傷者への心からの見舞いの意を表した。中国の国際救援隊は救援活動のため迅速にネパール被災地に到着し、すでに廃墟の中から数人の被災者を救出した。第1陣の救援物資はすでに被災地に到着しており、今後さらなる救援隊と医療チームが被災地に到着する予定だ」と述べた。

　王毅部長はまた、「ネパールは世界最貧国のひとつで、国際社会の支援が最も必要となっている。中国政府はネパールへの緊急支援に全力を尽くしていく」と強調し、ネパールにできるだけ早く、より多くの支援を届けるよう、国際社会に呼びかけた。（編集LX）

　「人民網日本語版」2015年4月28日