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「90後」、ぜいたく品に最も関心を寄せる年齢層に

人民網日本語版 2015年04月29日14:54

他の多くの業界と同様、ぜいたく品業界においても、「90後(1990年代生まれ)」を顧客ターゲットから外すことは、決してやってはならないことだ。検索大手の百度はこのほど、「2014年度ぜいたく品業界報告統計」を発表した。ぜいたく品の検索者数を年齢層別で見ると、「90後」が最多を占めることが明らかになった。北京商報が伝えた。

統計データによると、ぜいたく品の検索者数の年齢分布は、「20歳から29歳」が最多の約45%を占めたほか、「30歳から39歳」が約38%、「19歳以下」が約10%、「40歳から49歳」が約6%だった。

実のところ、ぜいたく品の各ブランドは、日増しに増大するぜいたく品の新興消費層である「90後」を注目すべき顧客ターゲット層に組み入れており、「90後」をイメージキャラクターや大型広告のモデルに起用する、電子商取引のプラットフォームを立ち上げるなど、このすう勢に遅れまいとしている。英国のぜいたく品ブランド「バーバリー」は、人気映画シリーズ「ハリーポッター」に出演した女優のエマ・ワトソンをイメージガールに起用、ブランドの若返り化を図った。また、シャネルは、中国での販売価格を20%値下げしたのに続き、オンラインショップも立ち上げ、今後の潜在顧客として有望な若い世代にターゲットを絞ったと業界で噂された。

だが、分析によると、「1970年代生まれ」「1980年代生まれ」「さらに上の年代」のセレブ層の強大なショッピング需要とは異なり、1990年代生まれの消費層は、物に乏しかった時代を経験したことがないため、ブランドやロゴに対する思い入れはそれほど強くはない。彼らが実際の消費に走るのは、製品自体の魅力によるところが大きく、彼らが狂ったような消費行動に出ることは考えられない。

コーチ・チャイナのJonathan Seliger社長兼CEOはかつて、「今年初めに展開したブランドイメージアップ作戦の目的は、『新たな活力を注ぎ込む』ことだった。また、若い社員に、微信(Wechat)などニューメディアを活用したマーケティングに参加してもらい、新興消費層を重視したインタラクティブな営業活動を増やした」とコメントした。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年4月29日

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