「天網」行動の統一計画に基づき、国際刑事警察機構(ICPO)中国国家センター局は先日、犯罪容疑のある国外逃亡した国家公務員、重要な腐敗事件の関係者など100人についてレッド・ノーティスを出し、世界的な追跡逮捕の取り組みを強化した。
フランス・リヨンに本部のあるICPOの幹部はこのほど新華社の取材に、ICPOの機能および中国の法執行当局との協力などについて説明するとともに、反腐敗分野で中国側との協力を一層強化する意向を表明した。
ICPOと中国の法執行当局との協力、および中国の腐敗取締りに対する見解についてICPOの特殊犯罪・分析局局長は「中国はICPOの非常に重要な加盟国だ。ICPOは中国の関係当局と、不法商品、人身売買、経済犯罪、金融犯罪など様々な犯罪の取締りにおいて深く協力している」と説明。
「主権国家として中国が法律に基づき腐敗を取り締るのは当然のことだ。ICPOとしては、レッドノーティスに上がった者は国際逃亡犯となり、ICPOの確認を経て、加盟国間の協力を通じて国際的な追跡逮捕を行うことができる」と述べた。
ICPOの反腐敗・金融犯罪局副局長も同様の見解を示し「中国の法執行当局とICPOの協力は良好だ。昨年われわれは中国国家センター局と金融犯罪や情報交換の面で非常に緊密に協力した。反腐敗の分野で中国との協力を一層強化したい」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年5月6日