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日本の被爆者家族「原爆の根本的な原因は日本の侵略」 (2)

人民網日本語版 2015年05月13日15:22

新華報業伝媒集団の特別報道「正義之勝」の旗にサインをする由木さん

広島教育委員会に南京大虐殺否定するHPの内容を削除するよう圧力

2001年、広島県教育員会が公式サイトで南京大虐殺を否定し、日本の中国侵略を美化する内容を掲載した際、由木さんは23の民間団体の代表を率いて、記者会見を開催。教育委員会の責任者に、抗議書を手渡し、謝罪を得ることはできなかったものの、その内容をサイトから削除させることに成功した。

由木さんは広島駅で37年働いた駅員。仕事以外の全ての時間を、歴史の真相を伝えたり、日中友好事業を促進することに用いてきた。自費で生存者の証言会や展示会を開催したり、中国の記念活動に参加したこともある。「家族の応援があったので、日中友好活動を45年続けられた」と由木さん。

「広島に原爆が落とされたのは日本が戦争の加害者だから」

「原爆が落とされた根本的な原因は、日本が戦争の加害者だから。日本の侵略に、広島も参加したから、原爆が落とされた。多くの被爆者が軍の工場で働いた経験があり、間接的な加害者でもある。広島は、日本の『軍都』であり、軍の大本営。これまでに起きた中国との戦争においても、兵力が集結し、派兵する地となってきた。甲午戦争(日清戦争)の際も、旧日本軍の大本営が広島に設置され、帝国会議もここで開催された。広島は旧日本軍の主要な後方基地で、それが第二次世界大戦まで続いた」。

「原爆が落とされる前、米軍は呉市を爆撃したことがあったものの、市民ではなく軍港がその対象だった。ポツダム宣言(45年7月26日)が発表されてから、天皇がすぐに降参を決定していれば、原爆が広島に落とされることはなかった。日本の軍国主義者がその警告を無視したため、同年8月6日に悲劇が起きてしまった」。由木さんは興奮気味に語った。

由木さんによると、今年8月6日、大型の平和集会を開催し、沖縄の米軍基地や平和憲法の改正、南京大虐殺を否認することなどに反対する平和団体が一堂に集結する計画という。(編集KN)

「人民網日本語版」2015年5月13日


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