李克強総理のブラジル、コロンビア、ペルー、チリ訪問について、王超外交副部長(外務次官)が13日のプレス・ブリーフィングで説明を行った。
王副部長は「李総理の今回の南米歴訪は中国と4カ国との関係の踏み込んだ発展を促し、中国と中南米諸国の政治的相互信頼を一層深化し、各分野の実務協力の水準を高め、人的・文化交流および伝統的友情を強化し、中国と中南米の包括的協力パートナーシップの新局面を切り開くうえで重要な意義を持つ」と指摘。
「ブラジルは途上国で初めて中国と戦略的パートナーシップを構築し、中南米諸国で初めて中国と包括的・戦略的パートナーシップを構築した国だ。双方は重大な世界的問題で緊密に協力し、支持し合っている。中国・ブラジル関係はすでに二国間の範疇を超え、その戦略性と全局性が明らかになり続けている」と説明した。
コロンビア訪問については「現在、中国・コロンビア関係は急速な発展期にある。両国は政治的相互信頼を強固にし、上層部交流を緊密化し、互いの核心的利益に関わる重大な問題で支持し合っており、両国協力は新たなチャンスを迎えている」と指摘した。
李総理は今回、中国の総理として20年ぶりにペルーを訪問する。中国とペルーは経済・貿易、投資、インフラ整備、品質検査、科学技術、宇宙、通信分野の政府間協力協定や企業間協力契約を締結する。
李総理のチリ訪問について、王副部長は「中国とチリはすでに戦略的パートナーシップを構築しており、現在両国関係は包括的発展を加速している。双方の上層部交流は緊密で、互いの核心的利益に関わる問題で揺るぎなく支持し合っている」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年5月15日