残り物のおかずを温めてくれる電子レンジ。多くの人に重宝されているものの、正しい使い方をしなければ、栄養を保ちながら、おいしく食べることはできない。世界的な料理大会で優勝したことのある韓国孝さんに、料理別の電子レンジの使い方を聞いた。生命時報が報じた。
主食には水を少しかける。ごはんを「強」で温める場合は、1杯なら2—3分温めるだけでよい。「中」の場合、茶碗1杯当たり約5分だ。お米を温めるときは必ず蓋をしなければおいしく温まらない。また、饅頭(中国式蒸しパン)や小麦粉などで作った粉料理を温める場合は、水をかけてから1—2分温めると、パサパサになったりかたくなったりするのを避けられる。
スープ類は途中で混ぜる。スープ類を温めると、下のほうは熱いのに表面は冷たいということが多い。また、一気に温めようとして、吹きこぼれることがないよう、途中で止めて混ぜると、早く均等に温めることができる。取り出す時も、やけどしないよう注意しなければならない。
野菜料理や肉料理を温める場合も蓋をする。野菜料理を温める場合は「中」で2—3分、肉料理の場合、「中」で3分温めると良い。冷凍していたおかずの場合、「中」で4—5分温めると良い。
ジャガイモやウインナーなど、皮のある食品を温める場合、スプーンや包丁で小さな穴を幾つか開けておかなければ、爆発して、故障につながったり、火傷したりすることになりかねない。卵も殻があるため、殻がついたまま温めると爆発する。そのため、殻を剥き、水につけてから、1分ほど温めると、安全で、卵のやわらかさも保つことができる。また、ビンなどに入った食品を蓋を閉めたまま電子レンジで温めると、爆発するので注意しなければならない。
その他、電子レンジで温める場合、金属製の容器を使ってはならず、質の良い陶器や電子レンジ専用の容器を使うのが良い。電子レンジを使う際には、必ずガラスの丸皿や回転ローラーを正しく設置しなければならない。もし、電子レンジの中で火が着いたなら、電子レンジのドアをしっかり閉め、停止ボタンを押し、コンセントを抜くか、ブレーカーの電源を切らなければならない。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年5月27日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386