現在、多くの人が電子レンジで加熱や解凍、調理を行っている。しかし、米国のメディアは最近、アスパラガスや母乳、ブロッコリー、乾燥唐辛子、冷凍フルーツ、ニンニクなどは、電子レンジで加熱すると栄養がなくなってしまうと注意を呼び掛けた。京華時報が報じた。
北京の朝陽病院の栄養士・宋新さんによると、野菜に含まれるビタミンCなどの栄養素は、光や熱に弱いため、ほとんどの野菜、特に葉物野菜を電子レンジで加熱すると、栄養がなくなってしまう可能性がある。それに対し、肉類や卵類、主食類を電子レンジで加熱しても、栄養がなくなることはほとんどない。
中国農業大学食品学院の栄養・食品安全学部の范志紅教授は、「魚、肉、卵、牛乳などは、水分を多く含む新鮮な天然食材。例えば、果物や野菜、お粥などは、電子レンジで加熱してもよい。しかし、水分を多く含んでいる食品であっても、電子レンジで加熱する時間が長すぎてはいけない。お粥や牛乳は60度ぐらいに加熱するのがちょうどよく、電子レンジでは、どの強さでどのくらいの長さ加熱すればよいか、調べておくとよい」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年4月16日