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アフリカで新種の猿人化石が発見、猿と人の特徴を持つ

人民網日本語版 2015年06月01日08:27

考古学者はこのほど、エチオピアのアファール州で古人類の骸骨を発見し、新種の猿人の化石であることを確認した。新華網が伝えた。

考古学者が発見した、今から330-350万年前の骸骨には、顎骨と歯が含まれる(計4人)。この新たに発見された猿人は「アウストラロピテクス・デイレメダ」と呼ばれる。これはアファール人の言語で「近親」を意味し、猿と人の特徴を持つ。

米クリーブランド自然歴史博物館の専門家は、「歯や上顎骨・下顎骨の形態や内部構造を詳細に調べたところ、その他の猿人と比べ大きく異なる点を発見した。この新たに発見された猿人は非常に頑丈な顎骨を持ち、歯は小さめだ。犬歯は非常に小さく、現在知られているすべての猿人よりも小ぶりだ」と指摘した。

考古学者は、この新種はその他の古代人と同じ時代に生活していた可能性があると推測した。そのうち最も有名なのは、1974年にエチオピアで発見されたアウストラロピテクス・アファレンシス、「ルーシー」と呼ばれる猿人だ。ルーシーは今から290−380万年前に生息し、当初は私たちの直系の祖先とされた。

しかし考古学者は2001年にケニアで「アウストラロピテクス・プラティオプス」を、チャドで「アウストラロピテクス・バーレルガザリ」を発見した。英BBCは、「これは同じ時代に異なる種類の猿人が生活していたことを意味する。我々の家系図は想像よりも複雑だ」と報じた。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年6月1日

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