19日午後1時頃、広東省河源市の繁華街に位置するホテル入口の道路整備工事現場で、恐竜の卵の化石(計43個)が掘り出された。そのうち土の中にそのまま埋まっていた化石は19個。中国新聞網が伝えた。
河源恐竜博物館の杜衍礼館長は、「施工現場の地質は赤色砂石岩層で、恐竜の卵の化石が存在する環境に合致する。この恐竜の卵の化石は、巣ごと発見された。この巣の卵の化石は大ぶりで、直径が約13センチに達するものもある。具体的にどの種類の恐竜であるかについては、中国科学院の専門家による確認が必要だ」と語った。
杜館長によると、河源市の繁華街で恐竜の卵の化石が発見されたのはこれが初めてだ。河源市が建設される前、現地は小さな丘だった。道路はアスファルト舗装で、地層に手が加えられたことはない。
河源市は恐竜の卵・骨格・足跡の化石が全て見つかっている「恐竜の里」だ。河源市東江の周辺で1996年3月に初めて恐竜の巣が発見されてから、すでに約1万7000個の恐竜の卵の化石が発掘されている。 河源市博物館は2005年に、館内に収蔵されている1万8個の恐竜の卵の化石によって、ギネス世界記録に認定されている。河源市はまた中国地質調査局地層・古生物センターから、「中華恐竜の里」に指定された。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年4月21日