李克強総理の両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)開催期間における第一の活動は、同会議第12期全国委員会3回会議に出席する経済界や農業界の連合組織チームの委員と顔を合わせ、討論に参加することだ。「新京報」が伝えた。
▽海外でトイレ便座購入 総理「開放的な態度で」
邵琪偉委員(国家観光局前局長)は、「観光産業の発展の潜在力をより一層発揮させ、さらに多くの産業の発展につなげることが必要だ」と発言。李総理はこれに対し、「中国の国民の消費水準は確かに上昇している」とした上で、海外メディアが報じた中国人が海外に行ってトイレの便座を購入しているとのニュースを特に取り上げ、「国内でも作れるのに」とコメントした。
この海外での便座購入問題について、李総理は2つの見方を示した。1つは、開放的な態度で望むべきであり、貿易障壁には反対という見方だ。消費者にはより多くの選択肢を享受する権利があるからだ。もう1つは、中国企業はバージョンアップするべきという見方だ。たとえば国内にも同じような品質の商品があれば、競争力がより高まることになるし、少なくとも消費者は航空券代金を節約できるからだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年3月5日