2015年6月3日  
 

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海信は今や世界的ブランド コツコツ取り組んだ成果

人民網日本語版 2015年06月02日08:14

今年1月、米国・ネバダ州ラスベガスで、世界最大の家電見本市コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)が開催された。会場では、海信集団(ハイセンス)が次世代ULEDテレビ(シーンエンジン・テクノロジーを装備し、精密バックライト制御とビデオイメージ・アルゴリズムのイノベーションで100万対1のコントラスト比を実現した次世代テレビ)とレーザーテレビを満を持して初公開し、同業他社に高く評価された。韓国のメディアなどは、「レーザーディスプレー技術で、海信は韓国人の先を行っている」と驚きの声を上げた。「人民日報」が伝えた。

現在、海信は欧州と米国に研究開発センターを設立し、南アフリカ、エジプト、メキシコ、アルジェリア、チェコにそれぞれ生産拠点を設けており、海信ブランドは世界で確立されたといえる。青島海信国際営業販売株式有限公司の方雪玉副総経理(副社長)は、「米国では、海信は独自ブランドでコストコ、ベストバイ、ウォルマートなどの主要販売ルートに乗った初の中国ブランドとなり、欧州では売上高が3年で8倍に増えた。テレビのシェアがオセアニアでは2位、南アフリカでは3位、メキシコでは3位だ」と話す。

2014年の海信の輸出額は26億ドル(約3227億円)に達し、このうち半分以上を海信ブランド製品の輸出が占める。過去7年間で独自ブランドの海外での売上高は19倍に増えた。

▽主導権握り、技術力で発言権を獲得

青島海信電器株式有限公司の曹建偉副総経理は海信の技術研究開発のそもそもの狙いを、「テレビに真剣に取り組み、顧客によりよい体験を提供する」ことだと説明する。

2011年に日韓企業が相次いでOLEDテレビ(有機ELテレビ)のサンプル機を相次いでうち出した時には、「夢のディスプレー」だと言われ、中国企業には災難だとみなされた。曹副総経理は、「普通の液晶テレビは3大部品であるディススプレー、チップ、バックライトのモジュールで構成されるが、OLED技術ではすべての画素が自ら発光するのでモジュールは必要ない。これはつまり、OLEDが普及すれば、弊社のバックライト技術は必要なくなるということ、コア部品はすべて海外企業に抑えられているので、われわれは土台を作ってそこに自社のシールを貼ることしかできなくなるということだった」と話す。


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