江蘇省南京市は2日、まるで神様が蛇口を閉め忘れたかのように、海と化した。同日午後5時、南京市浦口区、江寧区などの降水量は100ミリを超え、あるネットユーザーの試算ではそれは玄武湖100個分以上の水量に相当するという。揚子晩報が2日伝えた。
南京気象台は2日午前、豪雨青色警報と雷黄色警報を発令、同日午後2時までに、南京市中心部、浦口区、江寧区の大部分が豪雨に見舞われ、その後午後2時41分には警報レベルは青色から豪雨黄色警報に上げられた。
多くの地域が水溜り状態となり、ネットでは「海」と化した南京の市街地写真が続々とアップされた。専門家は、2日の豪雨は今年に入ってから南京最大の降水となったが、2003年7月4日の250ミリ規模の特大豪雨には至っていないという。2日の豪雨は冷たい空気と暖かい空気がぶつかって強い対流が発生したことによるもので、長江の中下流地域で低気圧が発生したことも影響していると指摘した。しかし、翌3日から南京市の天気は好転し、気温も30度以下とあって快適に感じるという。(編集IM)
「人民網日本語版」2015年6月4日