「運転中にゲリラ豪雨に見舞われたら、サングラスをかけてください!微信(WeChat)のモーメンツで共有すれば、多くの人の役に立つでしょう!」-ここ数日、一読すると思わず首をかしげたくなるような投稿が、多くのモーメンツで話題になり、転送が繰り返されている。果たしてこれは真実なのだろうか?銭江晩報が伝えた。
記者は6月30日、真相解明に向けて、3種類のサングラスを用意して実験を行った。その結果、土砂降りの雨の中での運転に、サングラスならどんなものでも効果的、という訳ではないことが判明した。効果があったのは、偏光サングラスに限られた。
サングラスは、普通、次の3種類に分けられる。
1 太陽光を遮るためのサングラス。強い日光から眼を守り、調節作用による眼の疲労や強い太陽光刺激がもたらす弊害を軽減する。
2 おしゃれ用サングラス。レンズの色やデザインが豊富で、太陽光を遮る作用より装飾性が重視されている。
3 特殊用途サングラス、つまり偏光サングラス。日光を遮り、紫外線防止効果があり、眩しさから眼を守る。自動車の運転、スキー、魚釣りなどさまざまなシーンで役立つ。
これら3種類のサングラスを使って、散水ノズルから吹き出す水を大雨に見立て、車のフロントガラスに水を吹き付けて実験してみた。まず、一般的な色付きサングラスをかけてみたところ、視界にそれほど差は生じず、むしろ全体的にやや暗く見えた。次に、偏光サングラスをかけると、眼の前の物がはっきり見えるようになり、視野が明瞭になった。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年7月2日