第3に、フィリピンは中国の行動が深刻な結果を招くとしているが、徒党を組む自らの行動こそが真に深刻な結果を招くことに気づいていないようだ。フィリピンのアキノ大統領は6月初めに訪日した際、中国をナチスドイツになぞらえる妄言を吐いた。フィリピンと日本は南中国海で頻繁に連携し、5月には係争海域で合同軍事演習を実施。6月下旬にも合同軍事演習を計画している。こうした行動が増えるほど、必然的に紛争の平和的解決はより困難になり、衝突の危険性が増す。
中国が圧力を恐れない最も根本的な理由は、その建設活動が法と理と情にかなっているうえ、南中国海において他国が国際法にのっとり有する航行と飛行の自由に影響を与えていないことにある。中国は誠意を示し、建設活動の目的と役割についてすでに再三辛抱強く説明してきたうえ、南中国海において一層の国際的責任を担い、一層の公共財を提供すると約束した。中国はまた、南中国海での工事の透明性をできる限り高め、信頼を強化し、疑念を解消している。
フィリピンは自国のみの利益の追求を自制し、頑なに勝手なことをするのを止めるべきだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年6月18日