中国財政部(省)が発表した最新データによると、全国の国有企業・国有持株企業の経営状況は、5月より好転を維持している。高コスト在庫の消化、原油・天然ガスの販売拡大、化学工業原材料コストの低下などの影響を受け、中国3大石油会社は5月に前月比32.8%増の306億7000万元(1元は約19.9円)の利益を創出した。国有の石炭・鉄鋼・非鉄金属業界はコストダウンと投資収益率の向上などにより、5月に254.8%増の27億4000万元の利益を創出した。人民日報が伝えた。
中国財政部財政科学研究所の劉尚希所長は、「3大石油会社、石炭・鉄鋼・非鉄金属などの業界の利益は前月比で急増した。これは国有企業の経営状況の好転の流れが強まっており、中国の経済構造と成長の質に積極的な変化が生じていることを示している」と分析した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年6月23日