国際サッカー連盟(FIFA)をめぐるスキャンダルが次々と暴露されているなか、スペイン紙「アス(電子版)」は19日、2002年ワールドカップ(W杯)の日韓合同開催が決まった後、日本サッカー協会は南米サッカー連盟に謝礼として約150万ドル(約1億8500万円)を支払ったと報じた。京華時報が伝えた。
アス紙によると、日本サッカー協会は2000年、2002年W杯開催招致をめぐる投票において、日本を支持してくれたことに対し、南米サッカー連盟にこの謝礼金を支払った。表面的には、この謝礼金は、南米サッカー連盟の各加盟国に分配されることになっていた。
だが、南米サッカー連盟で15年間働いていた元職員によると、謝礼金のうち120万ドル(約1億4800万円)は、同連盟のニコラス・レオス元会長の個人口座に入り、20万ドルがE.ルカ事務総長に、10万ドルが同連盟に関係していたゾラナ・ダニス氏の手に渡った。
しかし、日本サッカー協会の小倉純二・名誉会長(前会長)は、「(謝礼については)あり得ない!このような話が一体どこから出てきたのか全く分からない」と報道を全面的に否定した。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年6月23日