海鮮チヂミにはマッコリ、サムギョプサルと焼酎というように、韓国人は食べ物とお酒の組み合わせに拘りがある。それは羊の串焼きには中国ビールを組み合わせるのも同じ。韓国では青島ビールが中国ビールの代名詞となっており、羊の串焼きブームの到来につれ、青島ビールの売り上げも増加の一途を辿り、韓国のある大型スーパーでの昨年の売り上げはアメリカのバドワイザーを突き放して1位となった。別の大型スーパーでも、今年1~5月期の輸入ビールの売り上げで、青島ビールはランキングを一気に上げてトップ10にランクインしたという。「韓国のビールでは味が薄いので、中華料理には必ず青島ビールを選ぶ」という記者の韓国の友人も少なくない。
また、韓国のあるお笑い番組で、芸人の鄭尚勳が「チキンとビール」ならぬ「羊の串焼きとビール」をテーマに、中国語の発音や「謝謝(シェシェ)」などの中国語を多用して中国人記者を模倣したコントを披露したところ、この番組は大きな反響を呼んだ。その影響もあってか知らず、記者が先日夜に訪れたとある羊の串焼き店は、MERS(中東呼吸器症候群)の影響も受けず満席状態。店主によると、元々中国人留学生が主な来店客だったが、今では韓国人客が益々増え、週末は目が回るほどの忙しさだという。(編集IM)
「人民網日本語版」2015年7月3日