北京市赤十字会999救急センターは2日午前、航空救援サブセンターを山東大学齊魯病院内に設立した。これは、北京赤十字999センターが地方に設立した初の航空救援サブセンターとなった。京華時報が報じた。
北京999救急センターは2日午前、山東大学齊魯病院と共同で、航空医療救援ヘリコプターによる緊急救援訓練を実施した。
同センターの田振彪・副センター長は、「地方初の高級救援サブセンターの設立地として山東を選んだのは、航空医療救援需要全体のうち、山東の患者が6割以上を占めていることによる」と述べた。
また、北京999救急センターと山東大学齊魯病院は、航空医療に特化した診療プラットフォームを構築する。具体的には、神経外科疾患や心臓・脳血管疾患の分野で、北京天壇・宣武・阜外・安貞・積水潭・人民・307の各病院と提携、専門診療システムを確立する。
田副センター長は、「北京999センターは今後、山東に医療救援専用ヘリを導入、航空医療救援業務を展開する計画だ。また、山東に続き、天津・河北・山西・内蒙古(モンゴル)各省(自治区・直轄市)にも、サブセンターを設立する。9月末には、専用の固定翼航空機も導入する」と述べた。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年7月3日