中国初のグラフェン省エネ添加物「碳威」が、このほど北京市中関村豊台園に登場した。これは北京碳世紀科技有限公司の製品で、自動車、汽船、建機、その他の機械・設備に使用できる。同製品の使用により、すべての車両の動力性能が高まり、自動車の燃費が10%にも向上する。科技日報が伝えた。
同社の技術チームは1年半をかけて、エンジンオイルのグラフェン省エネ添加物を使った合計99万キロの試験を行い、かつ小型車、大型車、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンに分けて試験を行った。その中から小型車7台、中型車3台、大型トラック14台を使い、路上試験を実施した。
グラフェン産業は豊台園の産業モデルチェンジ・アップグレードの重要な切口だ。豊台園は英ブルネル大学高級グラフェン工学センター、イギリス国立物理学研究所と共に、グラフェンをめぐり一連の国際的な協力を行った。豊台園は現在、グラフェン革新・応用モデルセンターの建設を積極的に検討している。また国内外の革新的な資源、優秀なグラフェン革新・創業チーム、優秀プロジェクトを統合している。北京碳世紀科技有限公司を含む多くのグラフェン応用企業が入居済みとなっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年7月3日