どの学校でも教師のレベルはほぼ同じ
日本の都道府県は、教員免許を持つ教師が、規定の地域で勤務することになっている。その地域には、都市の学校もあれば、田舎の学校、へき地の学校などもある。この制度により、各学校の教師のクオリティのバランスが取られている。
国庫資金で教育環境整備
「へき地教育振興法」は、市町村は「へき地学校の教材、教具等の整備、へき地学校に勤務する教員の研修その他へき地における教育の内容を充実するため必要な措置を講ずること」と規定しており、国も、財政支出を通して、教師のための住宅や集会場の建設をサポートしなければならない。これにより、へき地の学校の施設も大幅に改善されている。
基準を明確にし負担を軽減
日本では早くから少子化が進んでおり、子供の数が減少しているうえに、高齢化も深刻化している。中国と同じく、日本の田舎では、学校の規模が小さくなり、数も年々減るという問題に直面している。そのため、2つ以上の学年をひとつにした複式学級がある学校もある。
日本には、いじめや競争の激しい都市の学校よりも、大自然に囲まれたへき地の小さな学校に子供を通わせたいと考えている保護者もいる。そして、近年、都市の学校から田舎の学校に転校する学生も珍しくない。このように、政策や法律のサポートを受け、日本の田舎の学校や教師は、創造力で弱みを強みに変えている。
「人民網日本語版」2015年9月10日