労働は人類の本質的活動である。数億の労働者が自らの労働で中国経済の発展を助け、巨大な力を生み出している。中国青年報社会調査センターがモバイル機器を利用した調査方法と「問巻網」(アンケートサイト)で2016人に行った調査によると、7割近くの回答者が「労働の栄光は永遠だ」と考えている。自分は労働者だという回答者は87.5%、自分の両親が労働者だという回答者は更に多く92.1%だった。国家の経済発展には数え切れない労働者をおいては語れないという人は86.8%いた。中国青年報が伝えた。
▽「労働は光栄なことだと依然として提唱すべき」66.8%
回答者の内訳は、1980年代生まれが43.9%、1970年代生まれが25.6%、1990年代生まれが17.6%、1960年代生まれ・その他が12.9%。学歴は大学学部以上が67.7%、短大・高専が22.0%、高校以下が10.3%。
「他人に頼らず、自らの労働で自分を養うこと自体が光栄なことだ」と北京の日本語教師の孫鳳波さんは語る。「社会はやはり労働の価値を評価している。だが親のすねをかじったままなかなか自立できない人もいる。「労働は光栄なことだ」というムードが社会に醸成されれば、親に頼っていた人も働きに出るようになり、両親の負担を減らせるのでは」
調査によると、労働は光栄なことだと提唱すべきかという質問には66.8%が「当然。いつの時代も労働なしにはやっていけない」と答えた。
▽最も尊重される労働者:教師、医師、清掃員
最も尊重されているのはどの業界のどの業種の労働者か。調査によるとトップ3は教師(32.9%)、医療従事者(30.6%)、清掃員(26.9%)だった。これに出稼ぎ労働者(25.9%)、農民(24.9%)、軍人・警察(24.1%)が続いた。あらゆる労働は尊重されるべきと答えた人も28.0%いた。
▽中国の夢には「勤勉な労働が必要」46.2%
「中国の夢」の実現に必要なのは何か。調査によると、各業界で働く労働者の勤勉な労働が頼りだという回答者は46.2%と、「国家指導層の戦略的方向の正確さ」(51.0%)と「法による国家統治の全面推進」(50.7%)に次いで多かった。さらにこれに「社会の風潮を変え、全民族の力を結集する」(43.4%)、「国民経済の継続的で安定した成長」(42.2%)、「中国の特色ある社会主義路線の堅持」(40.3%)、「全国各族人民の団結一致」(35.8%)が続いた。(編集MA)
「人民網日本語版」2015年5月18日